お知らせ
2021.12.02
胃がん検診と胃がんリスク検査(ABC検診)
○がんの初期は症状が無いため無症状のうちにがん検診を定期的に受けていると早期発見することができ早期治療で完治することが可能になります。
※何らかの症状がある人は詳しい診察を受けてがんの可能性も含め必要と思われる検査をおこなうことになります(保険診療)。
○内視鏡(胃カメラ)による胃がん検診の対象年齢は
福岡市に住民票がある 50歳以上 の偶数年齢(50、52、54歳、以下同様)で
会社などで胃の検査を受ける機会がない方のみが対象となります。
(注)何らかの自覚症状(呑酸、胸やけ、胃痛、胃部不快感など)のある方は胃がん検診は
受けられませんのでご注意下さい。治療が必要となる病変が見つかると後日再来して頂く
手間と時間がかかりますので保険診療で内視鏡検査を受けられて下さい。
自己負担金:1,800円
○ 血液による胃がんのリスク評価(ABC検診)をおこなっています。
ピロリ菌の感染(血清ピロリ抗体)の有無と胃粘膜の萎縮の程度(ペプシノーゲン)で胃粘膜の健康状態を判定し胃がんのリスクがある(B、C、D群)と判定された場合は内視鏡検査を受けて胃がんが発生していないかどうかを確認する検診です。
年間の胃がん発生頻度は A群(ほぼ0;0%ではない)、B群(1000人に1人)、C群(500人に1人)、D群(80人に1人)ですが検査後の胃がんの発見率は従来の胃透視検査に比べて6~7倍で多くの早期胃がんが発見されています(2018年時点)。近年A群(胃粘膜が健康な人)の割合が60~80%と増えてきており無症状であれば多くの人たちが内視鏡検査を受けないで済む点がこの検診のメリットになります。
福岡市では満35歳と40歳の方を対象として始まりましたが市からの通知が届いた方は検診対象の
条件を満たすことをご確認の上、当院までご連絡下さい。
【ABC検診の対象にならない条件の方】
①明らかな自覚症状(胃痛、胃もたれ、呑酸、胸やけなど)のある方
②上記症状で現在治療中の方(プロトンポンプ阻害薬などの胃酸分泌抑制剤による治療)
③胃の手術(胃切除術)を受けられた方
④ピロリ菌の除菌治療に成功された方
⑤腎不全の方(血清クレアチニン値3.0mg/dl以上)
自己負担金:1,000円
○対象年齢外でABC検診を希望される方は お電話でお問合せ、御相談下さい(092-292-8703)
;自費診療(5,000円;税込)