お知らせ

2025.03.01
花粉症‥対策と腸内環境

 花粉症の対策は先手必勝:

 スギ花粉が飛び始める花粉症の季節となりました。

 症状を感じる2週間前から薬を服用してひどくならないように予防することが大切です。

 春の花粉はスギ、ヒノキなどで風が強く空気が乾いた日が要注意です。

 花粉症は日本人の2~3人に1人が発症しているという国民病で今なお増加し続けています。

 鼻が詰まり目が痒くなると毎日の仕事や勉強などに集中できなくなります。

 花粉症を引き起こすものは約60種類ありご自分の感受性を把握しておくと対策ができます。

 当院では花粉症の診断、アレルゲン検査(血清特異的IgE抗体検査)、治療をおこなっています。

 また花粉以外のアレルゲンとして家ダニ、ハウスダスト、エアコンや水回りのカビなど‥や

 食物(牛乳、卵、エビ、カニ、穀類:米、小麦、肉、魚など)も血液検査で調べることができます。

 

〇花粉症を悪化させないための対策としましては‥

①バランスの取れた食事をする:脂肪分の多い肉や刺激の強い香辛料は控えましょう

②アルコールを控える            :鼻粘膜を充血させ浮腫みが強くなるので飲み過ぎに注意しましょう

③タバコを控える                  :鼻腔や気道の粘膜を刺激して呼吸が苦しくなるため禁煙しましょう

④適度な運動をして良質な睡眠をとる:疲労をためない生活習慣を身に付けましょう

 

〇花粉症に効く食べ物 … ナリルチンというフラボノイドを多く含むもの

①じゃばら:和歌山県産の希少な果実で柚子と温州みかんの交配で生まれた果物です。

      じゃばら成分を配合し香り高い湯気を吸いこみリラックス効果を高めて花粉症にも

      効く入浴剤もあるようです。

②柑橘類:グレープフルーツ、みかん、カボスなど

③その他:ヨーグルト、緑茶、梅干し、海藻類など

 

 〇花粉症は免疫機能の異常(免疫応答のバランスが崩れた過剰な免疫反応)により発生します。

免疫機能の60%は 腸 に集中していますので腸内環境を整える(善玉菌を増やす)ことにより

正常な機能を保ち花粉症の発生を抑えることが可能になります。

花粉症に悩んでいる方はご自分の食生活や腸の状態も見直してみましょう。