お知らせ
2024.07.01
長引く咳‥
咳のセンサーは 鼻、のど、気管支、食道、胃などに幅広く存在しており
咳の原因はひとつであるとは限りません。
咳の続く期間が
1.3週間以内の場合 : ①感染後咳嗽 ‥風邪をひいて熱も出ていないのに咳だけ残る場合
②急性副鼻腔炎 ‥鼻閉や頭重感、後鼻漏などを伴います。
2.3週間から8週間の場合 : ①咳喘息 ‥夜間や明け方に咳の程度が強くなります。
②逆流性食道炎 ‥食後や臥床で咳がひどくなります。
③慢性副鼻腔炎 ‥急性副鼻腔炎が長引いている状態です。
④マイコプラズマ肺炎‥痰がからまない 乾いた咳 が特徴で
普通の風邪と区別がつきにくく “歩く肺炎” と言われています。
3.8週間以上の場合 : ①気管支喘息 ‥会話時や気温差、疲労で咳がひどくなります。
②逆流性食道炎 ‥便秘や生活習慣、ストレスなども関与します。
③肺がん、肺結核 ‥胸部X線検査、CT検査、細胞診、細菌検査など
の精査を必要とします。
それぞれの病状で検査内容、治療方法などが異なってきますので詳しい検査を受けて
症状がひどくならないうちに原因を調べましょう。