お知らせ

2023.12.21
胃カメラ: 鼻からか‥口からか‥

 鼻からの胃カメラは咽頭反射が少ないので初めて受ける方にはとても楽な検査です。

検査後30分もすれば食事ができて通常の生活や仕事に戻れるのも大きなメリットです。

ただ、鼻腔が狭い人の場合に無理に挿入すると痛みや鼻出血を起こして苦痛な場合もあります。

 

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症のある方、健康診断の胃透視で異常を指摘されてより精密な検査が必要な方、定期的に胃カメラを受けて慣れている方などは経口内視鏡検査(口からの胃カメラ)を選ばれるのが相応しいと思われます。

 

  当院では初めての方でも楽に検査を受けられるように咽頭反射が起こらない技術によりカメラ操作を駆使しておこなっていますがご希望があればセルシンという鎮静剤を使用して検査をおこないます。

その場合は検査後 30分~60分程度 の安静が必要です。

※鎮静剤の効果は個人差が大きく薬が効きにくい方や咽頭反射の強い方はかえって苦しい検査となる場合がありますのでそのような方にはお勧め出来ません。

 

 いずれの方法にしましても粘膜(色調や形状、伸展性、血管の状態)や全体像の微細な変化を見極めて如何に初期の段階で炎症や微小がん(5mm以下)を発見できるかが重要なポイントになります。