お知らせ

2022.12.30
ピロリ菌と胃がん

胃がんの原因は、喫煙や食生活(塩分や刺激物)などの生活習慣、ストレス、ピロリ菌の持続感染など様々ですが日本人の胃がんの大部分はピロリ菌が最大の原因です。

ピロリ菌には幼児期(5歳まで)に汚染された水、井戸水、食べ物、唾液などから感染します。

 

胃がん死亡率の高い佐賀県は中学3年生全員に対してピロリ菌の検査を県の助成で実施しています。

除菌治療はできるだけ若い時期におこなった方が胃がん予防効果が高いからです。

 

若い女性(20歳~40歳)に多いスキルス胃がんもピロリ菌と関連しており がん にならないうちに  内視鏡検査を受けてピロリ菌がいた場合は早めに除菌治療をおこない癌化を防ぐことが大切です。

 

ただ、除菌治療でピロリ菌がいなくなっても100%胃がんに罹らないわけではありません。

胃がんに罹る確率は3分の1程度まで減ります。

除菌に成功された後も1年に1回定期的に内視鏡検査を受けて

胃の健康状態をチェックしていきましょう。

 

※ペニシリンアレルギーの方はペニシリン系以外の抗菌薬を服用することで除菌治療が可能です。

(保険適用外:自費診療)